環境への配慮が企業業績向上において有益な戦略である2つの理由

昨年に引き続き、

今年も大雨による災害が引き起こされました。

気象庁によれば、

2020年7月3日から14日までの総降水量は、

年降水量平年値の半分以上となる地点が

九州を中心に散見されたそうです。

(※1)


近年頻度高く発生する自然災害からも、

気候変動が思いのほか

速くすすんでいることが分かります。

しかし企業においては

「環境対策は利益を生まぬもの」という認識が

未だ大勢であるように見られます。

この記事では、そうした認識をお持ちの企業経営者に対し、

環境への配慮が業績向上に有益な戦略であることを

紹介していきます。

信頼を背景に売上 10年で4倍

環境に配慮した活動は、

利益や、売上減少に繋がるとお考えではありませんか?

Worn Wear

Worn Wearはパタゴニアの製品を

より長く使っていただくためのプラットフォームです。

なぜギアの寿命を伸ばすべきなのでしょう?


なぜなら私たちが惑星のためにできる最善のことは、

消費を減らし、すでに所有している衣類を

より長期間活用することだからです。


まずは消費を減らす。

必要ないものは買わない。


次は修理。まだ使えるものは直して使う。


または再利用したり、共同使用することもできる。

そしてついにこれらの選択肢がなくなったとき、


リサイクルすること。


私たちは、皆さまの購買を削減するために

ギアを長持ちさせるお手伝いをします。

引用元:https://wornwear.patagonia.jp/より

これは、

アウトドア用品・衣類の「パタゴニア」が運営する、

HPからに記載されているメッセージです。

加えて、

同社は自社製品の修理方法もHPで写真入りで丁寧に

掲載しています。

一見、売上が下がってしまうような行為ですが、

売上高はこの10年間で4倍に増えたたそうです。

(※2)

パタゴニア社の製品や地球環境に対する責任感が、

ユーザーの信頼を勝ち得た事例です。

https://wornwear.patagonia.jp/より

採用と従業員への効果

環境への配慮は売上高上昇など

直接的な効果だけではありません。

採用や従業員忠誠心向上においても効果がみられます。

ヘアケア用品などで有名なユニリーバは、

2010年半ばに

「サスティナブル・リビング・プラン」を加速した結果、

業界ナンバーワンの就職人気企業になりました。

(※3)

米国では40歳未満の世代は

価値観が一致する企業で働きたいと

考えていることがいろいろな調査で証明されています。

日本においても、同様の傾向がうまれつつあります。

求人情報ウェブサイト「ウォンテッドリー」では、

「なにをやっているのか」

「なぜやるのか」

「どうやっているのか」

を記載し、

極めてメッセージ性の高い求人案内になっています。

こうした価値感を合わせるスタイルが支持を得ており、

転職希望者(個人ユーザー)、

企業ユーザー(求人企業)ともその数を増やしています。

ウォンテッドリーのHP「2020年8月期 Q3決算説明」 P16 https://corporate-site-wantedly.s3.amazonaws.com/uploads/ir_entry/pdf/532/00.pdf

高校生の意見書に対するブルボンの回答

ブルボンのHP「プラスチック包装削減のご意見と署名の受領について」から一部抜粋https://www.bourbon.co.jp/static/pdf/purasutikkuhousousakugennnogoikenntosyomeinojyuryou.pdf

東京都在住の高校生が、

プラスチック包装削減の意見書と署名を

お菓子メーカーのブルボンに送りました。

それに対するブルボン社の回答が

2020年7月29日に掲社HPにリリースされました。

そこに記載されています。

たんたんと事実を積み上げた中にも、

誠実さが表れている文面です。

送り主の高校生はブルボン社とその商品に

今まで以上に信頼を寄せるようになるのではないかと

推測できます。

現段階では一消費者の高校生も、

数年後には社会人になります。

こうしたやり取りを経験した生徒が、

将来ブルボンへの入社を希望することも

ごく自然に予測できます。

気候変動や環境保全への取り組みは、

「利益を生まぬ厄介者」ではありません。

会社業績に対して、

  • 直接的な売上高上昇
  • 優秀な人材獲得などを通じた間接的な効果

その両面において、

企業にとって効果ある戦略なのです。

参考文献

※1 気象庁のHP「「令和2年7月豪雨」の特徴と関連する大気の流れについて(速報)」https://www.jma.go.jp/jma/press/2007/31a/press_r02gou20200731.html

※2 雑誌ハーバードビジネスレビュー2020年8月号 アンドリュ-・ウィンストン「気候変動をイノベーションの機会に変える」P32上段10行目

※3 同上P33中段4行目

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