withコロナによる「定時」の崩壊 複業が普通になる時代
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コロナウィルスの感染拡大、
そしてwithコロナ時代の突入により、
企業と個人が
今までの生活を変えざるおえなくなりました。
企業はリモートワークや
時差出勤を積極的に取り入れるようになり、
直接人が接触する機会を減らす努力をしています。
その結果、
同じ時間に出社して同じ時間に退社するといった
「定時」の概念が
しだいに薄まりつつあるのが現在の状況です。
皆さんの中には新しくなった生活の中で、
今までとは違う生き方を模索しようと
している方もいるのではないでしょうか?
今回は、
コロナの影響が生活者に
どのような価値観の変化をもたらしたのか、
将来的に複業が
一般的に認められる可能性について解説します。
就労時間の減少にともなう生活の変化
コロナの感染拡大による対策に
リモートワークがありますが、
これら働き方の変化により、
平均就労時間が2019年に比べて1時間23分
減少したと発表されています。
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http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai42/siryou2.pdf
時間に余裕ができたことによって、
その分を別の時間に使うことが可能になりました。
表で見ると分かるように、
自己啓発・学習が去年よりも7分多く使われています。
会社での就労時間が減少した一方で、
自己投資にあてる時間は増えています。
兼業・副業を希望する人たちの増加
会社員の価値観にも変化が表れています。
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http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai39/siryou1.pdf
現在の仕事・働き方を解消する、
又は満足度を高めるため考えている取り組みとして
「副業」をあげた会社員の割合が
2018年が51%に対して2020年が66%です。
また、非営利活動・起業・フリーランスが
上昇したのに対して、
転職は2018年よりも減少しています。
ここから読み取れることは、
今まで一般的だった会社依存の働き方が変化して、
個人での働くことを
意識する人たちが増加したということです。
企業戦略の転換による新しい時代の働き方
![](https://www.ain.or.jp/wp-content/uploads/2020/08/image1-3.png)
ただ、
マーケティング アイズ株式会社
代表取締役理央周さんは
こう論じています。
コロナ禍を経験したことで、
『定時』という概念は薄れていくでしょうね。
そもそも企業とは、
人を一定時間働かせる組織ではなく、
利益を出す組織。同じ人員を
8時間働かせた場合と5時間働かせた場合で、
同じ利益が出るのであれば、
定時にこだわらなくていいはずです。
企業は、本来あるべき姿に
なっていくのだと思います
「定時」ってもう必要ない? コロナで変わった“働く時間”の在り方
https://www.fnn.jp/articles/-/64595
副業や兼業の意識が
社会的に高まりつつある現状、
企業もその流れに逆らうことはできません。
経営戦略の見直しが迫られています。
表を見ると分かるように、
「持続可能性を重視した経営への転換」を
意識している企業は多数あります。
コロナによって、
時間や場所に縛られずとも利益を出すことが
可能であることが分かった以上、
今までの経営体制を維持し続けても、
被雇用者の評価が得られないと
企業側も認識しつつあります。
今後、
「持続可能性を重視した経営への転換」に
ともない環境に縛られない
自由な働き方が一般化されることでしょう。
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![アイン 編集部](https://www.ain.or.jp/wp-content/uploads/2020/04/ain-logo-150x150.png)
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