集客の悩みを解決する心理術「バンドワゴン効果」とは?

友人等から、「このお菓子は美味しくて評判良いらしいよ。」なんて数人に言われたら、普段あまりお菓子に興味がなかったとしても、気になってきて買って食べてみた経験はありませんでしょうか?

町中を歩いていたら、飲食店で行列ができていたので興味を持つようになり、今度自分も行列に並んでみようと思ったことはありませんでしょうか?

このような心の動きの変化をバンドワゴン効果と言います。誰でも経験したことがあると思います。

この記事は下記の方におススメです。

  • 集客にお悩みの方
  • マーケティング担当者又はマーケティングを学びたい方
  • 起業初心者又は今後起業しようと思っている方

集客の悩み解決~バンドワゴンとは~

バンドワゴンとは、パレードの先頭にいる楽隊車のことです。楽器隊を乗せて走る大きな車両のことで、パレードではこの車両の後ろに行列が続いていきます。

元々は、サーカス用に作られた華やかな車両であり、アメリカでは1848年の大統領選にキャンペーンとして使用され、かなりの注目を浴び、後に使用する政治家が増えていきました。

バンドワゴンが標準となった、1900年の大統領選挙のキャンペーン中では「Jump on the bandwagon」として軽蔑的な意味も込めて流行に乗ると言われていました。

集客の悩み解決~バンドワゴン効果とは~

バンドワゴン効果とは、周りの人達の評判を判断材料にする心の動きのことです。周りの人達が良いって言っているから自分も欲しい、友達が皆持っているから自分も持ちたいと思う心理です。

1950年にアメリカの経済学者、ハーヴェイ・ライベンシュタインが論文で提唱したのが始まりです。

多数の人が支持することで、さらに支持されていくことです。多数の人が良い商品だと言っていれば、自分も良い商品だと思い込んでしまうということです。

なぜ、このような心の動きをするのかと言うと、人間は元々集団で生活する習性があるからです。集団で狩りをしたり、作物を耕すなどしたりして、一人では限界だった部分を集団で補っていました。

人間には、本能的な欲求として集団に属していたいという気持ちがあります。集団に属していれば安心だ、集団に属していれば損はしないだろうという意識があるということです。

バンドワゴン効果は、マーケティングでもよく使用される手法ですし、人間が元々持っている心理に働きかるので、絶大な効果があります。

集客の悩み解決~バンドワゴン効果とアンダードッグ効果~

バンドワゴン効果の対義語でもあるアンダードッグ効果は、直訳すると負け犬効果となり、弱者や不利な立場にいる者が勝者になっていく効果です。

選挙では、うちの候補者はダントツで人気がありますと強調していると、人気面で落ちる他の候補者に同情票が入り、逆転されて落選することはよくあることです。

このことからも、必ずバンドワゴン効果で勝利するという訳ではないので、人気のある候補者でも選挙終盤戦では、当選確実でもあえて落選の危機があることを有権者に訴えるケースも多いです。

集客の悩み解決~バンドワゴン効果とスノッブ効果~

バンドワゴン効果のもう一つの対義語であるスノッブ効果は、皆が持っているなら自分は持ちたくない、皆が買っているなら自分は買わなくていいやという心理効果のことです。

これは、人それぞれの嗜好性が違いますし判断基準も違うので、ケースバイケースでどちらが正しいか考える必要があります。

集客の悩み解決~バンドワゴン効果のビジネスシーンでの応用~

  1. 行列を作る
    某ファーストフード店では、新店オープン時や新商品発売時にサクラを使い行列を演出した。新商品発売時には、行列が話題となりその店舗の過去最高日商売り上げを記録した。

    行列ができると、通行者から注目されますしメディアからも注目される可能性があります。行列ができるのだからとても良い商品だろうと思い、さらに行列が長くなっていきます。
  2. 陳列棚を一部空ける
    スーパーなどで陳列棚に沢山商品が並べてあるよりも、商品があまり並べてない方が売れます。パッと見てこの商品は、売り切れ間近になるほど人気商品だと思い、売り切れる前に自分も買おうと思います。

    売りたい商品に対しては、あえて詰め込んで陳列しない方がバンドワゴン効果を誘発でき売れるようになります。
  3. 評価の高さを表示する
    ○○受賞・業界シェア1位・テレビの情報番組で紹介されましたなどアピールすると、お客さまもそれだけ評価が高かったり、人気があったりするのなら、自分も買ってみようと心を動かされます。
  4. インターネット販売でのレビュー評価
    インターネットで商品を購入する場合、レビューを参考に購入決定する場合も多いです。すでに購入されているお客さまの意見は、大変参考になります。

    レビューが沢山あり評価の高い商品だと、かなり売れていて人気なら安心だし自分も購入してみようと思います。
  5. 売れていることをアピールする
    この商品は前回1000台が10分で売り切れました!この商品は販売台数累計300万突破!など売れていることを前面にアピールします。
    お客さまも、こんなに人気のある商品は凄いと思い、興味が湧いてきて自分も購入してみたいと思ってきます。

集客の悩み解決~バンドワゴン効果の注意~

バンドワゴン効果は、あくまでも集客するテクニックですのでお客さまの満足度は関係ありません。良い商品だという前提で解説してきました。
悪い商品を良い商品だと偽ったり、噓のレビューを書いたり、売れてもいないのに売れているようにしてしまうことは、信頼関係を失わせ自社の評価をかなり落とす行為です。

また、法律的にも禁止されていて刑事事件として罰せられる行為なので注意しましょう。バンドワゴン効果は、効果も高いのですが誤った使い方をすると逆効果も高くなります。

バンドワゴン効果を活用してみよう!

バンドワゴン効果は、ビジネスシーンでもかなり活用されています。アピールするキャッチコピーを考えたり、陳列棚の並べ方を変えてみたりするなど簡単にできる手法も色々ありますので行ってみましょう。

また、お客さま側からすれば大勢の人の意見に惑わされずに、自分で考えて行動する習慣を身につけましょう。自分は本当にその商品が欲しいのかどうか、自分に問いかけてみましょう。

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