起業のアイデアを実現するための「PDCAサイクル」とは?

ビジネスでは、目標を立てて進んでいくことは当たり前です。現在のような変化の早い時代では、前へ進もうとしなければ現状維持も難しく下がっていく可能性も高いです。

ただ、目標に向かって挑む時に手を止めてしまったり、やめてしまったりすることもあると思います。それは、なぜでしょうか?

それは、目標に向かうための方法が分からなくて、ゴールが見えてこないからではないでしょうか?

また、目標へ向かう道が分からなくて、さ迷っていたり、暴走しすぎたりして疲れてやめてしまったのかも知れません。

そこで、目標までの道順が分かる地図があれば便利です。そして、途中で課題があっても解決していきながら進んでいき、ゴールに近づいていければ良いですよね?

そのための手法がPDCAサイクルです。

この記事は下記の方におススメです。

  • 起業初心者又は今後起業しようと思っている方
  • マーケティング担当者又はマーケティングを学びたい方
  • 集客にお悩みの方

起業のアイデアを実現させる~PDCAサイクルとは~

アメリカの物理学者であり、統計学者で統計的品質管理の父とも言われるウォルター・アンドル・シューハートの弟子、ウィリアム・エドワーズ・デミングが1950年から日本で経営者に向けて製品品質や販売強化の方法を教えていきました。

デミングは、日本で最もビジネスや製造業に影響を与えた外国人で、日本の高度経済成長につながっていくことになりました。デミングの講演を聴いた日本科学技術連盟からPDCAサイクルが提唱されました。

PDCAサイクルとは、目標を達成するための手法でPlan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の頭文字を取っています。サイクルなので、循環していきます。

品質管理システムのISO9001,ISO14001、ISO27001などにも応用されており、労働安全衛生マネジメントシステムにも活用されています。

起業のアイデアを実現させる~PDCAのそれぞれの意味~

  1. Plan(計画)
    目標に達していくためのプランを考えます。そのためには、まず目標を立てます。目標は、具体的に数値目標として設定します。例えば、6ヶ月後には売り上げ10%アップなど、期限を設けて分かりやすくします。

    目標を立てたら、達成するための道筋や課題を解決する方法を考えていきます。完璧に計画を立てようとして実行に中々移せなくなるよりも、行動しながら修正していくようにします。
  2. Do(実行)
    計画を実行していきます。ここでは、計画に沿って実行していくだけではなく、課題を解決するために試しに実行してみることも含まれています。
  3. Check(評価)
    計画に沿って実行できているのかチェックしていきます。また、目標が達成できたのか確認します。計画通りに進んでも、進まなくても分析していきます。

    なぜ、計画通りに目標を達成できたのか、又はできなかったのか数値から検証していきます。
  4. Action(改善)
    Checkで分析した結果によって、改善点を考えていきます。まず、そのまま計画通りに進めていくのか、いくつか改善するのか、もしくは計画自体を延期や中止にするのか決定していきます。

    また、改善する場合には目指していくゴールを改善したり、実行するにあたっての課題を改善したり、行動の方法を改善するなど様々な視点から決定します。

起業のアイデアを実現させる~PDCAサイクルのメリット~

PDCAサイクルを導入するメリットは、目標が明確になることです。数値目標を立てて、誰にでも分かりやすくすることは、道筋を立てやすくなります。

道筋を立てれば、それぞれがどこへ向かって行動すれば良いのか分かりやすくなります。課題を解決する方法も考えやすくなり、仕事の実行スピードが上がってきます。

ゴールが見えていて、道筋が明確になっていて、手段も分かっていれば困難なことにも冷静に考えられるようになり、それぞれの成長度合いも上がっていきます。

起業のアイデアを実現させる~PDCAサイクルが失敗する理由~

計画が曖昧だと、全てが曖昧になってしまって失敗します。現状を分析して綿密に計画を立てることが重要になっていきます。目標を達成するための道筋は具体的に決定していきます。

また、あまりにも計画を立てるのに時間をかけていても、実行に移せなくなっていきます。ビジネスでは課題が日々変化していきますので、途中で修正しながら実行していこうという気持ちも大事です。

実行する時には、計画に沿って実行しなければいけません。とにかくやればいいとか、一生懸命頑張ればどうにかなるとか無計画で曖昧な行動は失敗しやすくなります。

また、チェックする時にも基準が曖昧だと評価がバラついてしまいます。具体的に検証して厳しくチェックしていきます。

そして、落とし穴になってしまうのは実行して結果が良かった場合です。良い結果の時もきっちり分析して、なぜ良い結果になったのかを把握しなければ次に活かせません。

起業のアイデアを実現させる~PDCAサイクルの事例~

日本では、PDCAサイクルを活用した事例で有名なのはトヨタ自動車です。「カイゼン」や「トヨタ生産方式」など世界中で知られていて研究されています。

トヨタ自動車では、徹底してムダ・ムリ・ムラをなくして良い製品を効率的に作ることを目指して計画を立ててきました。

そのために実行に移したことは、お客さまから受注したら素早く生産指示をだす。全ての部品を少しずつ取り揃えておいて、どんな注文にもすぐ対応できるようにしておく。

使用した部品を使用した分だけ引き取りにいくなど、生産性を向上するために「必要なものを、必要な時に、必要な量だけ造る」ことによって、お客さまにより早くクルマを届けるようにしています。

さらに、生産ラインの自動化によって、機械で製品の善し悪しを判断させて不良品が発生した場合には、自動的に停止することによってムダを省きなぜ不良品が発生したのか検証します。

そして、カイゼンではお客さまのニーズの変化をつかむこと、会社・社員全体で改善するため、上層部は現場に入って確認して一緒になって改善していくようになっています。

また、目標を達成できなかった場合は、徹底的に原因を追及していきます。なぜなのか?を5回繰り返して、改善する部分を考えていきます。

PDCAサイクルを導入して目標を達成しよう!

PDCAサイクルは、目標を達成するための手法です。数値目標を立てて具体的な道筋を決定し、修正しながら実行していくことによってゴールに近づいていきます。

ビジネスの様々な場面だけではなく、プライベートでの目標達成や問題解決にも役立てることができますので、導入して継続的におこなっていきましょう。

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