起業のアイデアを実現させるための「エレベーターピッチ」とは?

ビジネスにおいて、プレゼンテーションをする機会は多く伝える力は非常に大事です。コミュニケーション能力が高ければ、様々なビジネスシーンで役立ちます。
お客さまとの取引だけではなく、社内会議、上司や部下との会話などの他にも、プライベートでの合コンや友人などとの会話においても、役立ちます。

そこで、プレゼンテーションを分かりやすく伝わるようにしたいと思っている方は沢山いると思います。そこで「エレベーターピッチ」という手法があります。

この記事は下記の方におススメです。

  • 起業初心者又は今後起業しようと思っている方
  • マーケティング担当者又はマーケティングを学びたい方
  • 営業担当者及び企画担当者又はビジネスマン全般

起業のアイデアを実現する~エレベーターピッチとは~

エレベーターピッチの語源は、ピッチには「投げる」という意味があります。野球ではボールを投げることをピッチングと言い、投げる選手のことをピッチャーと言います。

ただ、投げるのはボールだけではありません。言葉も投げかけてお客さまを引き止めたりします。ここから、売り込んでいくこともピッチと言われるようになります。

エレベーターに乗っているような短い時間で、売り込みをしていくことをエレベーターピッチと言います。短いプレゼンテーションの様なものですが違いもあります。

プレゼンテーションは、主に多数の人に時間をかけて説明していくことに対して、ピッチは少数の人に短い時間で売り込んでいきます。

また、プレゼンテーションはプレゼントが語源ですので、相手の立場になって考えて情報を与えますが、ピッチは自分の提案を短い時間で分かりやすく伝えます。

エレベーターピッチの由来は、アメリカのサンフランシスコにあるシリコンバレーです。シリコンバレーは、IT業界の中心地であり創業したい人やアイデアを売り込みたい人が集まります。

投資家から資金提供してもらうために、プレゼンテーションを行いたいのですが投資家も忙しく投資されたい側も多数いるので、短い時間で自分やアイデアを売り込んでいくピッチが主流になります。

起業のアイデアを実現する~エレベーターピッチの準備~

短い時間で話をまとめて分かりやすく伝えて下さいと、いきなり言われても出来る人はほとんどいないと思います。まずは、準備することが必要です。

エレベーターピッチを行うには、事前にメモを作ります。メモがあれば、言い忘れてしまったり、話の途中で分からなくなったりすることを防ぎます。

起業のアイデアを実現する~GTCメモの作成~

エレベーターピッチに使用するメモとして、「GTCメモ」というものがあります。これは、Goal(自分が望む結論)、Target(相手が望むもの)、Connect(自分と相手の要望を結びつけるもの)になります。

  1. Goal(自分が望む結論・目的)
    自分が望む結論は何なのかを明確にしておきます。短い時間に相手に伝えなくてはいけないので、いくつものお願いではなく最も望んでいることを伝えます。

    例えば、起業したいので500万円融資してほしい、営業マンをしているので商品を買ってほしいなど、エレベーターピッチを行う目的のことです。
  2. Target(相手の望むもの)
    相手のニーズです。相手の望んでいることは事前に分析しておかなければいけません。自分の目的の話をしても、相手にとっては関心がなければ意味がありません。

    投資をしてもらいたい場合には、どれくらいの利回りがあるのか、相手のメリットは何なのか、商品を購入してもらいたい場合には、相手がどういう商品を求めているのかリサーチします。
  3. Connect(自分と相手の要望を結びつける)
    自分の望んでいることと、相手が望んでいることの一致点を見つけます。短い時間なので、あらかじめお互いが合意できる部分を用意しておきます。

起業のアイデアを実現する~エレベーターピッチの構成するポイント~

エレベーターピッチは、短い時間で相手にインパクトを与えなくてはいけません。定番の構成である、導入・提案・行動喚起の3つのポイントでGTCメモを活用していきます。

  1. 導入
    話の導入部分では、相手に興味を持ってもらわなければ次へ進めなくなってしまいます。有効的なのが、疑問や共感を織り交ぜたり質問形式にしたりすることです。

    相手の困っていることや、関心を持っていることに対して、「○○に対してお困りはありませんか?」「○○は便利ですが機能が多すぎて理解ができない部分はありませんか?」のように質問します。
  2. 提案
    GTCメモのTargetを参考にして、相手へのメリットや自分の目的を伝えます。提案するポイントは少なくして要点を並べます。ポイントが多いと、時間がかかり印象も悪くなってしまうおそれがあります。
  3. 行動喚起
    最後に、相手に行動を喚起していきます。すでに相手が関心を持っているようでしたら、短い説明で十分です。「興味があれば連絡お待ちしております。」など次につながる言い回しをします。

    また、心理テクニックを使用して「残りが少ないのでお早めに」「二度とこのようなチャンスはありません」「有名な専門家からも好評です」などと相手が行動を起こしやすくさせる工夫も必要です。

起業のアイデアを実現する~エレベーターピッチの注意点~

相手の心をつかむことが重要なポイントなので、導入文は最後に考えてみる方法もあります。最初で関心を持ってもらわなければ、提案しても相手が聞くことはあまりないでしょう。

また、分かりやすくするために相手が専門家でない限り、専門用語は使用しない方が良いです。使用して、相手が分からなければ言葉の説明からしなくてはいけなくなり、時間がかかってしまいます。

そして、短い時間で分かりやすくするためには、数字を使用して具体的に説明した方が相手もイメージがしやすくなり理解されやすいです。

エレベーターピッチでアイデアを実現させよう!

エレベーターピッチは、短時間で分かりやすく相手に提案する手法です。

上達することができれば、長い時間のプレゼンテーションにも活用できます。

要点を明確に伝えられるようになるので、聞き上手にもなり会議やインタビューなどでも役立ちます。また、時間の有効活用にもなりますので練習して上達していきましょう。

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