起業のアイデアを生み出すための「クリティカルシンキング」とは

起業されている方にとって「なんで自分の商品が売れないんだ?」と悩んだことはありませんか?

もっと言えば「人気の商品は自分の商品と何が違うんだろう?」と、考えたことがあるかもしれません。

起業で壁にぶち当たった時に、原点に返って思考するのは重要です。

そこから画期的なアイデアを生み出すために必要なのが、「クリティカルシンキング」という思考法です。

クリティカルシンキングを学び、直面する問題の原因を探っていきましょう!

こんな方にオススメ

  • 商品を販売しているのに売れず困っている方
  • 会社を経営している方
  • 起業後に難しい場面に直面しても立ち直れる思考を知りたい方

起業のアイデアを生み出す「クリティカルシンキング」について解説

クリティカルシンキングとは、ある物事に対して「なぜこうなのか?」「どうしてこう考えられるのか?」など、批判的・懐疑的に考えて本質をとらえる思考方法です。

日本語では「批判的思考」と言い、これはアメリカの教育現場から広まりました。

クリティカルシンキングは、全ての物事に対して当てはめられます。

日常生活において知っていて当たり前のことに対し、なぜ?どうして?本当は?と疑問を持つことは物事の本当の理由を学ぶきっかけになります。

ビジネスにおいては以下の3つの思考が重要視されます。

  1. 健全な批判的精神と客観的思考
  2. 論理的な思考
  3. 的確な思考とマインド

これら3つの思考を持つことで、時代に合った本当に必要なビジネスモデルを作れます。

たとえば会社の場合、昔から出世については年功序列ですが、

このままでいいのか?

男女平等と言われているなら男性社員に育休制度が適用されないのは普通なのか?

など、既に確立した方法やルールを見直すうえで、立ちはだかる問題の本質を見て判断しなければなりません。

そこで重要になる思考法がクリティカルシンキングです。

起業のアイデアを生み出す「クリティカルシンキング」のメリットとは?

問題の本質をとらえ、抜本的に解決する上でクリティカルシンキングにはたくさんメリットがあります。その中で3つ取り上げて紹介します。

1つ目は「矛盾を防げる」ことです。

これは設定した目標に向かって正しい行動がとれているか。

問題解決に動く場合、内容に矛盾が生じていないかを振り返るときに有効です。

2つ目は「問題の本質を見極められる」ことです。

日常生活でもそうですが、これはかなり大きなメリットです。

たとえば人件費がかかった場合、どのように解決しますか?

普通なら給与削減かリストラでしょう。そこから「誰をリストラさせるか」「どのくらい給与を下げるか」に論点が移ります。

これをクリティカルシンキングに当てはめると「給与削減やリストラ以外に方法があるのでは?」という第3の考えが上がります。

そして人件費がかかる原因を多角的に見たり、他業種のやり方をマネしてみたり改善に向けた方法を実行します。

実際の原因はムダな時間外労働・不適切な人員配置・年功序列に基づく給与配分だったりします。

3つ目は「問題解決能力が身につき、意思を決定しやすくなる」ことです。

クリティカルシンキングの最大のメリットはこれです。

今の若い人にとって、問題を解決する能力と自分の意思で行動を決める力が不足しています。

特に企業の上役やチームリーダーなら、トラブルをバシッと解決し、テキパキと仕事を進める姿が理想ではないでしょうか?

逆に「部長がやれっていうから」とか「えーっと?これはだれにしてもらおうかな~」と口に出せば、あの人はモタモタしてると思われ、カリスマ性を感じませんよね?

クリティカルシンキングを身に付け、習慣化すれば最善の行動をすばやくとれます。これだけでも周りの人より差別化が図れます。

起業のアイデアを生み出す「クリティカルシンキング」のデメリットとは?

クリティカルシンキングのデメリットは2つあります。

  1. 時間がかかる
  2. ロジカルシンキングと混同する

それぞれ見てみましょう。

1つ目の「時間がかかる」について、クリティカルシンキングは物事の前提条件まで否定的に考えていかなければなりません。

なので物事の意味を掘り下げるだけでかなり時間がかかります。

人間は常に常識や慣習などのバイアスがかかっているため、どうしても「当たり前」で片づけてしまいがちです。

その「当たり前」ですら疑わなければならず、且つすばやく問題解決することが求められ、これらをこなすことは並大抵ではありません。

2つ目のロジカルシンキングと混同すること。

ロジカルシンキングとは「論理的思考」のこと、クリティカルシンキングと似ていますが、ロジカルシンキングは前提条件が正しくなければいけません。

自分はクリティカルシンキングをしている!と感じても、前提条件まで正しいかどうか意識できなければそれは「ロジカルシンキング」と言えるでしょう。

起業のアイデアを生み出すための「クリティカルシンキング」の活用方法

起業する上でもクリティカルシンキングは重要です。なぜなら「仕事は時代に合わせて常に進化するもの」だからです。

特にインターネットでビジネスを展開する場合、ネットは流行が早く10年で刷新されると言われます。

つまりネット上の商品やサービスは流行り廃りが激しいのです。

起業において重要なポイントを5つまとめてみるとこうなります。

  1. 目標を設定する
  2. 客観的に批判する目を持つ
  3. 思考が偏らないよう新しい意見を取り入れる
  4. 自分を過信しない
  5. 問題について本質を知るまで追求

この5つを常に繰り返すことで、あなたが起業した後も時代に取り残されずに長く生き残れるでしょう。

起業のアイデアを生み出すための「クリティカルシンキング」を習慣化してみよう!

時代ごとに便利で新しいサービスや商品がどんどん生まれる度に、「こんなの良く思いつくよな。」「これを作った人は天才なんじゃないの?」と感心させられます。

しかし、画期的なアイデアというのは「クリティカルシンキング」のおかげで生まれた物かもしれません。

目標を設定し、新しい意見を取り入れ、問題に批判的にとらえる。

他社の意見を受け入れることと、自分で深く問題を解決することは一見矛盾しています。

しかしこのサイクルを習慣づけると、どんな難局でもへこたれないマインドを持つことができます。

起業される方は、クリティカルシンキングを初めてみるところからやってみましょう!

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