起業のアイデア術「DXデジタルトランスフォーメーション」とは

デジタルトランスフォーメーションという言葉を聞いたことがありますでしょうか?最近、日本でもインターネット等で使用されることが多くなってきています。

注目度が高まってきたことには理由があります。それは、現在そしてこの先に企業や社会をデジタル技術で変革していかなければ、かなり損失してしまうということが言われ始めたからです。

では、デジタルトランスフォーメーションとは、一体何なのでしょうか?

この記事は下記の方におススメです。

  • 起業初心者又は今後起業しようと思っている方
  • マーケティング担当者又はマーケティングを学びたい方
  • 集客にお悩みの方

起業のアイデア~デジタルトランスフォーメーションとは~

2019年7月に経済産業省は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進指標とガイダンスを発表しました。政府が民間に対してシステム導入を打ち出すことは、異例のことです。

これは、デジタル技術等を使用してお客さま目線で、新たな価値を創出していかなければ、2025年又は2030年には多大な損失を招き、事業を継続できない事態になる可能性が高くなりますという警告みたいなものです。

このままでは、国外の企業に競争で負け、国力がかなり低下してしまうということです。そのためビジネスモデルの変革、ITの人材不足への対応を求めています。

このままだと、2025年には43万人の人材不足になり、2030年には最大12兆円の経済損失をしてしまう可能性があります。

しかし、現在からデジタルトランスフォーメーションを推進していけば、2030年にGDP130兆円以上押し上げることも可能ということです。

ここで間違ってはいけないのは、企業にAIや5Gなどを活用してIT化することによって業務効率化をしてくれと言っている訳ではありません。

デジタルトランスフォーメーションは、企業にAIや5GなどのIT技術を手段としてビジネスモデルや組織を変革し、少子高齢化の対応と競争での優位性を確立してほしいということです。

起業のアイデア~デジタルトランスフォーメーションの提唱~

デジタルトランスフォーメーションは、2004年にスエーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱しました。ITを浸透させると、生活のあらゆる方面で良い方向に変化させるという意味です。

デジタルトランスフォーメーションを直訳すると、デジタル変換になりますが、提唱した意味はデジタル技術によって既存の価値観を覆して、大きな変革をもたらすという意味です。

また、略称としてDXと表記されます。英語表記だと「Digital Transformation」ですが、英語圏では「Trans」は「X」と略すためDXになっています。

起業のアイデア~デジタルトランスフォーメーションの実現を支える技術~

デジタルトランスフォーメーションを実現していくための、デジタル技術を紹介していきます。

  1. 5G
    5Gは、第5世代移動通信のことで2020年から日本でも商用サービスがスタートしています。4Gとの主な違いは、高速で大容量の通信が可能になるということです。

    5Gによって、仕事や生活に大きな技術革新が起こせ、新たなビジネスモデルを生み出すことが可能になります。リモートワークなどの働き方改革をさらに後押しします。

    自動車の自動運転、医療の遠隔診察・手術、災害や危険な現場での遠隔操作、スポーツや音楽などのライブ配信等大容量の高速通信によって、様々な分野で活用できます。
  2. IoT
    IoTとは、モノをインターネットにつなぐことです。現在では、通常使用している冷蔵庫などの家電にも、インターネット対応しているモノも多いです。

    医療では、在宅で医療機器によって遠隔でもモニタリングすることができるようになり、病院や医師の不足に対応できるようになっていきます。

    また、物流の無人化、生産ラインの効率化、農業の自動化など様々な分野で活用されると共に、新たなビジネスの創出に大きな役割を果たします。
  3. AI
    AIは、人工知能のことでデジタル技術としては代表的です。すでにPCやスマホ、ゲーム、音楽など身近なモノで活用されていて、医療やロボット、翻訳などの分野でもさらなる進化が期待されています。

    デジタルトランスフォーメーションの実現には、AIは大きな役割を持っています。

起業のアイデア~デジタルトランスフォーメーションの事例~

  1. 大塚製薬:服薬支援システム
    2025年問題と言われている、75歳以上の人口割合が20%を超えていき、医療費・介護費が増大していくが、支える若年層の人口が減少していく課題。

    日本の処方薬の完全服用率は約60%で、飲み忘れや自己判断で服用を中止するなどで約600億円の薬が無駄になっており、さらに患者の病状が悪化して医療費などが増える状態になっている。

    そこで、大塚製薬は高齢者でも飲みやすい薬を開発すると共に、IoTを活用して服薬支援システムを開発して、患者の飲み忘れや飲み過ぎを防ぎます。

    さらに、アプリで家族・薬剤師・介護士などに薬を飲んだことが通知できるようになっており、服薬状況を共有できることで病状の悪化も防ぐことができ、国全体の社会保障削減に役立っている。
  2. Uber:配車サービス
    アメリカのウーバーの登場で、タクシー業界が大きく変化しました。すきま時間を使って誰でも自分の車でタクシードライバーになることができるようになりました。

    利用者としても、スマホのアプリで簡単に車を呼べ、リーズナブルな価格で人気です。タクシーが少なかった地域でも、困ることが少なくなりました。

    日本では、タクシー会社登録がないと違法になってしまうため完全な実現はできていませんが、ウーバーイーツが広がりを見せており、新しいビジネスモデルで新しい雇用創出をしているデジタルトランスフォーメーションを代表する事例です。

デジタルトランスフォーメーションで企業のアイデアを実現させよう!

デジタルトランスフォーメーションは、日本の企業が直面している問題を解決するために政府が推し進めています。企業のIT部門だけではなく、経営者も一緒になって考えてくれとまで言っています。

変革していかないと時代の変化に取り残され、事業の継続も危うくなっていくとも言っています。ただし、変革期は逆に言えばチャンスも多くなっていきます。

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