なぜ無料コンテンツを作る必要があるのか?

こんにちは、みょうじんです。このレクチャーでは、無料コンテンツを作る必要がある理由について解説します。時代の変化やお客様の行動の変化、お客様の心理面、無料コンテンツのメリット・デメリットから、なぜ無料コンテンツを作る必要があるのか解説していきます。

オンラインでは、無料コンテンツがあふれていてさまざまな企業や個人が制作しています。なぜ、事業をしているたくさんの方々は無料コンテンツを制作しているのでしょうか?そして、なぜ時間やお金をかけて制作したコンテンツを無料で提供しているのでしょうか?

もちろん、事業ですから慈善事業やボランティアとして無料で提供しているわけではありません。無料コンテンツは、集客するために必要だから作っているのです。

オンラインでビジネスするには無料コンテンツが必要だからこそ、たくさんの企業や個人が作っています。このパートでは、まず無料コンテンツがなぜ集客に必要なのか解説していきます。コンテンツマーケティングの基本を知らなければ、無料コンテンツを作り、集客することが困難になります。

マーケティングなんてほとんど知らないという人でも安心してください。初心者でもわかりやすいように難しい専門用語をなるべく使わずにキホンのキから解説します。 それでは、さっそくはじめましょう。

情報過多の時代

インターネットが普及する以前の時代は、お客様は企業から与えられる情報が頼りの時代でした。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌のニュースや記事、広告が情報源でお客様は情報に対して常に受け身の立場でいました。このような時代では、広告を打てば注目が集まり企業の商品が売れていました。企業がお客様に情報を与えてお客様の行動をコントロールしやすかったのです。

しかし、インターネットが普及するにつれ、お客様は企業から情報を与えられるだけではなく、自分から欲しい情報を探すことになります。情報に受け身ではなく、自分から積極的に欲しい商品の情報や知りたいことの情報を調べることになりました。情報をコントロールする主導権が企業からお客様に変化したのです。

お客様は、自分に必要な情報は自分で調べ、すでにさまざまな情報にふれています。そのようなときに、情報を押し付けられたらお客様は嫌になってしまい、情報を出した企業にもマイナスです。お客様が自分で処理できる情報の量や時間は昔とそこまで変わりません。自分で調べる情報の処理だけでもいっぱいなのにさらに、無理やり広告で情報を与えられ勝手に営業に来られて情報を与えられたらどうなりますか?あなたも嫌になりますよね?

以前は有効だった売り込んでくる広告や営業マンはもうあまり効果がなくなってきたのです。いきなりお客様に商品やサービスを売り込むのではなく、お客様が本気で関心や興味を持ってもらうことが大切になってきたのです。

消費行動の変化

お客様は、商品やサービスを購入するにあたり、インターネットが普及しはじめると行動の変化があらわれました。総務省の白書2012年版では情報の種類別での入手メディアが発表されています。

ショッピングや商品の情報を入手するメディアは、テレビや新聞・雑誌を超え、全体の50%以上を占め、インターネットがトップでした。また、マーケティングリサーチ会社のニールセンは、2015年度に日本における新商品の情報源をリサーチし、結果を発表しました。1位がインターネットで検索して新商品の情報を入手。2位の店頭で見る、3位のテレビ広告よりもインターネットで調べる人が多いということです。

これには、日本で2008年にiPhoneが発売され2011年に日本独自の機能付きでドコモがスマートフォンを発売し、急速に広まり、外出時に気軽にインターネットに接続できるようになったことと大いに関係あります。

お客様は、それまでテレビや新聞の広告から商品を知り実際にお店に行って棚の前で商品を購入するか決め家に持ち帰り商品を使用し良ければリピーターになってくれていました。現在は、商品を知ったあと自分で検索やSNSで情報を収集し、購入することを決めてからお店に行きます。お店に行ってから購入を決めるのではなく、お店に行く前に購入を決めているのです。

さらに、購入後使用した体験が他のお客様が購入する意思決定に関わってきます。商品を販売するにあたり、現在では、インターネットがとても重要だということです。

無料が一番動きやすい

インターネットで販売されている商品の広告を見ると、無料という言葉がよく目に付くと思います。無料お試し、送料無料、1本限り無料、フリーダイヤル、いろいろな無料サービスが実施されています。

無料にする料金は販売者が負担しています。それでも無料にする理由は集客に大きな差がでるからです。無料と何円では、金額以上に大きくお客様の心が動き行動が変化するからです。

心理学や行動経済学の教授であり、作家でもあるダン・アリエリーの実験で、無料という言葉が強い影響力があることを証明しています。2種類のチョコレートを並べて、どちらの割引したチョコレートが売れるのかを実験しました。

一つは、スイス由来の高級チョコレートをかなり割引して15セント、日本円で約14円にし、もう一つは普通のチョコレートを1セント、日本円で約1円で販売しました。お一人様一点限りで販売すると、高級チョコレートは73%の人が普通のチョコレートは27%の人が選びました。

さらに、1セントずつ割り引くことにしました。高級チョコレートが14セント普通のチョコレートは無料です。すると今度は、高級チョコレートを選んだ人が31%普通のチョコレートを選んだ人が69%でした。販売価格の差は一緒ですし、1セントしか変化していないのに選び方に大きな違いがでました。

この理由には、損をしたくない気持ちがはたらくと言われています。お金を払えば損する可能性がありますが、無料ならば損はしません。リスクがない方を選ぼうとします。お客様は自然と無料にひきつけられていきます。

メリット①お客さまが利用しやすい

ここからは、無料コンテンツを利用したコンテンツマーケティングのメリットを解説していきます。

1つ目は、先ほど解説したとおり、無料ということはお客様が集まりやすく気軽に利用しやすいということです。もしも、グーグル検索が1回いくらとか、ツイッターやインスタグラムを利用すると月々いくらとか、有料になると利用するのをためらう人も多いでしょう。

無料だからこそ、利用しているサービスはたくさんあります。無料で利用してもらうことにより、商品やサービスが認知しやすくなり興味や関心を持ってもらいやすくなります。無料で利用し、気に入ってくれたお客様は関係性を深めていけば、購入してくれる見込みの可能性が高くなるお客様です。

メリット②口コミが広がりやすい

2つ目は口コミが広がりやすいということです。コンテンツは、お客様が検索したり、SNSを利用したりして自然に見つけてくれます。

お客様がコンテンツを利用して気にいってくれれば、ラインやメールで友人・知人に紹介してくれたり、フェイスブックやツイッターなどで広めてくれたりします。広告を打たなくても口コミだけで情報が広がります。

広告費用は月額数万円以上の費用がかかり安価な広告費用では成果がでるかわかりません。また、広告で言っていることの何倍よりも友人・知人が言っていることの方が信用されます。友人・知人が気にいって紹介したほうが、自分も利用してみたいと思うものです。

ただし、そのためには質の高いコンテンツを制作する必要があります。費用をかけずに、自然なかたちで口コミが広がることはかなりのメリットです。

メリット③制作ハードルが低い

3つ目は制作ハードルが低いということです。無料コンテンツの制作は、コストをかけずに簡単に始められます。

例えば、ブログを作るにしてもレンタルサーバーとワードプレスがあれば作ることが可能です。レンタルサーバーは月に数百円から利用でき、ワードプレスは無料で利用できます。記事の執筆を自分ですれば、ほとんど費用がかからずにコンテンツを作ることができます。

PDFなどの文字コンテンツを作る場合でも、ワードやドキュメントがあれば簡単に作れます。音声で情報を伝えたい場合でも、スマホ1台あれば作ることが可能です。ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどSNSを利用して無料コンテンツを作るにしても無料で作れます。

ほとんど初期費用をかけずに、専門業者に依頼せずとも無料コンテンツは作れます。

デメリット①結果がでるまで時間がかかる

メリットがあればデメリットもあります。無料コンテンツを制作してもすぐに結果がでるわけではありません。また、1つ制作すればよいというわけでもありません。広告のように出した当日からお客様の反応があり、すぐに集客できるわけではないのです。

コンテンツは、良質なものを積み重ねて作ることによってお客様を集客できるようになります。また、お客様が求めているコンテンツを提供していくことも必要です。例えば、ブログを制作してもお客様が検索して流入する効果があらわれるのは3ヶ月から6か月かかります。記事数も最低50以上必要とも言われます。

コンテンツマーケティングは、お客様との信頼関係を構築していくことが大切です。集客してお客様が購入する見込みになるまで育成し、ファンになってもらってから購入してもらうステップが必要です。

短期で結果を出そうとするのではなく、中・長期の視点で考えていくことが成功するためのポイントになります。

デメリット②制作コストだけかかる場合もある

先ほど、結果を出すには時間がかかるというデメリットを解説しました。しかし、だからといって時間さえかければ必ず結果がでるとは限りません。

広告を出した場合は、どれだけお客様が増えたのか当日からわかりやすく結果がでます。広告の打ち方を失敗して、効果がほとんどなかったこともある程度早めにわかります。

コンテンツマーケティングは結果を出すのに時間がかかるため、やり方を失敗しててもわかるまで時間がかかり、コストだけかかってしまうこともあります。ただ、費用はあまりかからないので時間が無駄になる部分が多いでしょう。

しかし、失敗したとわかってもすべて無駄になるわけではありません。コンテンツを改善したり、新たに有効なコンテンツを追加したりすることができます。試行錯誤しながら進めていくことは結果を出す可能性が高まるということです。

さて、今回の内容は以上です。このレクチャーでお伝えした時代の変化やお客様の行動の変化、お客様の心理面、無料コンテンツのメリット・デメリットを活用してくださいね。

それでは、次回のレクチャーでお会いしましょう。

小テスト

ではここで抜き打ち小テストです。ここまでのパートをしっかり学習していれば、簡単なものばかりなので、ぜひ学習の定着度合いをはかるためにも、チャレンジしてみてくださいね。

・質問文

問1無料コンテンツを作る必要がある理由についての次の文章のうち、間違っているものはどれか?

①無料のコンテンツを提供することによってお客様はコンテンツを利用しやすくなる

②有料でコンテンツ提供したほうが口コミで商品の良さを伝えることができる

③コンテンツ制作のハードルは下がるが、無料のため成果につながりにくい

④無料なのでコストだけがかかって成果につなげにくい

答えは② 無料の方が使ってもらいやすいので口コミが広がりやすい

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