5-13Kindleの出版は簡単!KDPの登録手順

 こんにちは、みょうじんです。今回の記事は、Kindleで本を出版するために必要なKDPの登録方法と無料キャンペーンの登録方法を解説します。

 Kindleで本を出版することは簡単です。プログラミングなどの特別な技術も必要なく誰でも出版できます。必要なのは、皆様もすでに持っている人も多いAmazonのアカウントだけです。原稿が用意できたらKDPに登録するだけで出版されます。

 今回の記事では、当社で実際に出版している本を例にして、KDPの登録から無料キャンペーンの設定まで解説していきますので、皆様も是非参考にしながら出版してみてください。

KDPの登録手順

 当社が出版した『占い師・コーチ・コンサルなどの女性向け:インスタグラム集客の教科書』を例にして、KDPでの本の詳細、本のコンテンツ、本の価格設定の登録方法と無料キャンペーンの設定方法の解説をしていきます。

サインインと新規作成

 まずは、KDPにサインインして本の詳細登録にいきます。

サインイン

 KDPで検索して『Amazon Kindleダイレクト・パブリッシング:セルフ出版』のページで「サインイン」をクリック

タイトルの新規作成

 タイトルの新規作成で「電子書籍または有料マンガ」をクリック

Kindle本の詳細

 本の詳細を登録していきます。

言語

 言語を設定します。国内向けですので日本語です。

本のタイトル

 本のタイトルを入力します。

 フリガナは全角カタカナです。無変換キーを何回か押せば、カタカナになります。全角カタカナ以外の文字を入力するとエラーになるので注意です。

 ローマ字欄は、ローマ字または英語で入力します。今回はDeepL翻訳を使って英語で入力することにしました。合っているか確認しながら入力し、必要があれば語順を変えたりしましょう。

 サブタイトルやレーベルは入力しなくてもかまいません。

シリーズ

 シリーズも入力しなくてもかまいません。

 版も、これが第1版なので入力しません。修正するときやアップデートするときは第2版と入れます。

著者

 主な著者名が荒屋 明神、半角が入ります。カタカナも半角を入れて、ローマ字はAkinobu Arayaとなります。

著者等

 著者等の欄は、副編集者や寄稿者がいる場合は入れますが、今回はいないので記入しません。

内容紹介

 次は内容紹介です。太字やHTMLを少し入れることができます。リンクも入れられます。太字にする場所があれば上のBを使ってもらってもいいですし、Ctrl+Bでもいいです。太字にしておくと、ストロングタグといって、その文言が検索順位に引っ掛かりやすくなります。

 軽いブログみたいな感じです。ただ、大見出し、中見出し、小見出しなどの大きいもの、h1やh2タグは、Amazonの方で設定されています。

出版に関して必要な権利

 出版に対して必要な権利は、『私は著作権者であり、出版に関して必要な情報を保有しています』にチェックです。パブリックドメインの方にチェックを入れることはほとんどありません。翻訳とかなら必要ですが、基本的には選びません。

キーワード

 次はキーワードです。検索で引っ掛かるので、キーワードはとても大事です。ただ、内容やカテゴリーの欄と重複しないものにしてください。

 キーワードは、広めに拾うという感じでふわっとさせておいて、そこに引っ掛かったらその中でさらに引っ掛かるようにします。キーワードの設定は、ちょっと慣れが必要です。

カテゴリー

 カテゴリーは2つです。2つプラス、Amazonが勝手に付けてくれます。普段はカテゴリーをめちゃくちゃリサーチしています。これでランキングが決まると言っても過言ではないくらいです。

 カテゴリーは、1位を取りにいけるところにします。今回なら、例えば『ノンフィクションジャンル』の『教育&参考書』、その中の『指導方法、教材』。2つ目は『社会科学』の『参考図書』。多分ここが弱いというのを勘でやっていますが、カテゴリー選びは相当難しいです。

年齢と学年の範囲

 成人向けコンテンツではないので「いいえ」にチェックします。絵本や児童書ではないので、年齢や学年は指定しません。

本の発売オプション

 本の発売オプションは、予約注文にすると読者が注文する日がバラバラになってしまい、ランキングが取りにくくなるので「本の発売準備ができました」にチェックします。

Kindle本のコンテンツ

 本のコンテンツを入力します。

原稿

 Kindle本のDRMを有効にしますは、「はい」にしてください。不正配布を防ぐためのものです。

 ページを読む方向は、縦書きなのか横書きなのか、原稿に合わせて選びます。今回、当社が登録している本は縦書きなので、右から左ですね。

 選択したら原稿をアップロードします。GoogleドキュメントやWord、PDFでもできますが、基本的にはEPUBファイルにしないと、ぐちゃぐちゃになってしまいます。

Kindle本の表紙

 次は表紙のアップロードです。PNGのファイルはアップロードできないので、拡張子をJPEGに変更しましょう。外注するときは注意です。

Kindle本のプレビュー

 念のために、オンラインプレビューアーで最終確認しましょう。スマートフォンで見た場合やタブレットで見た場合、横向きで見た場合と縦向きで見た場合など、右上のところからそれぞれ確認することができます。

Kindle電子書籍ISBN

 ISBNは紙の本を出すときに必要なものなので、電子書籍には不要です。そのまま保存して続行しましょう。

Kindle本の価格設定

 本の価格設定や出版地域、KDPセレクトの登録などを設定します。

KDPセレクトへの登録

 KDPセレクトに本を登録にチェックしましょう。メルマガやLINEにお客さまリストがある場合は、最初に無料キャンペーンをやるとランキング1位を取りやすくなります。読み放題にも登録されます。

 Amazonで専売する代わりに印税が35パーセントから70パーセントになります。マーケットプレイスとしてはAmazonが一番大きいので、KDPセレクトに登録しましょう。

出版地域

 出版地域は「すべての地域」にチェックします。

主なマーケットプレイス

 主なマーケットプレイスはAmazon.co.jpです。Amazon.comにするとドルになってしまうので注意してください。

価格設定、ロイヤリティ、配信

 ロイヤリティプランは、KDPセレクトに登録するので70%を選択します。100円だったら70円もらえますので、35%と比べると2倍の収益です。

 価格の戦略に関してはいろいろありますが、今回は499円にします。99円で販売している人もいますが、99円だと読み放題では読者が読もうとは思いません。

 読み放題は月額980円で契約するので、せめてワンコインくらいないとお得感が出ず、99円だと同じ読み放題の本の中でも、安くて内容も悪そうに感じられてしまい手に取ってもらえなくなります。

 無料オファーみたいな感じで出すなら、99円でもかまいません。

 ハウスリストを持っているなら、最初に無料キャンペーンでリストに記載されている人達にオファーすれば、一定数の人が読んでくれるので、99円で出す理由はほとんどないです。

本のレンタル

 本のレンタルは、ロイヤリティプランを70%にした場合は選べないようになっています。

利用規約

 利用規約は読んでおきましょう。「Kindle本を出版」をクリックすると、大体8時間後に出版されます。

無料キャンペーンの設定

 本が出版できたら、無料キャンペーンを実施してランキング1位を取りにいきましょう。Kindle本を出版している人で、7部門1位などの人がいますが、最初に広告を出しまくってリストを集めて、最初の3日間無料にしますと告知すれば、誰でも1位を取れます。

 1位を取ったら、すぐに1位になった画面をスクショしてメルマガやLINEで出せば、あとは評判から勝手に売れますし、有料ランキングの上位にも載ります。

無料キャンペーンの設定手順

  1. 本棚から、キャンペーンを実施する本を選び、アクションの部分から「キャンペーンと広告」をクリックします。


  2. 価格キャンペーンを実施から本の無料キャンペーンをチェックして「本の無料キャンペーンの実施」をクリック
  3. 開始日と終了日を入力して「保存」をクリックすれば設定終了です。

Kindle Countdown Dealを選ばない

 Kindle Countdown Dealは、期間限定の割り引きが実施できるキャンペーンですが、2022年9月現在アメリカとイギリスのAmazonのみでしか実施できないので実施する必要がありません。

 もし、日本国内で実施できるようになっても使う必要はありません。499円が期間限定で99円に割り引きするような小銭稼ぎみたいなことをするなら、最初は無料キャンペーンを実施した方が絶対に良いでしょう。

無料キャンペーンは1回のみ

 無料キャンペーンは、ランキング1位を取るために読者の購入日があまりバラツキがないように、短期間の1回のみにします。本を購入しやすい人が多くなる、週末にかけての3日間などに期間を設定しましょう。

 無料キャンペーンを設定したら、リストに対して「本を売っていますよ、今なら無料ですよ」と告知して、ランキングを取りにいきます。

 また、無料キャンペーン設定前に「こういうのを出しました、もうすぐ出版されます、出たら買ってね」という事前告知をしておいても良いでしょう。ある程度段階を踏んでいき、表紙などの過程を出してあげるのも、こんなものを作っているんだ、となるのでいいかもしれません。

実施時間は要注意

 無料キャンペーンの実施時間は、Amazonはアメリカの会社ですので、日本標準時ではなく太平洋標準時での設定になるため要注意です。

 日本標準時と太平洋標準時の差は+17時間です。日本標準時が夕方の17時なら太平洋標準時は午前0時です。また、アメリカにはサマータイムがあります。期間は、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までで、日本標準時と太平洋標準時の差は+16時間になります。

無料キャンペーン開始時間(日本時間)終了時間(日本時間)
通常期間17時00分終了日翌日16時59分
サマータイム16時00分終了日翌日15時59分

 告知する場合は、0時から0時ではないので、何月何日の午後17時から、何月何日の午後16時59分までです、ときちんと書かないと読者が戸惑ってしまいます。

Kindleで本を出版できたら無料キャンペーンを実施しよう

 今回の記事は以上です。

 Kindleでは原稿が用意されていれば、あとはKDPに登録するだけで大体8時間後には本が出版できます。スムーズに登録するためには、事前に内容紹介・キーワード・カテゴリーを決めておく必要があります。

 KDPセレクトには必ず登録しましょう。本が出版できたら無料キャンペーンを実施してランキングを取りにいきます。無料キャンペーンは、日本時間ではなく太平洋標準時で実施され、+16時間または+17時間の差があるので、告知では実施時間も記載しましょう。

 それでは次回の記事でお会いしましょう。

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