5-12Kindle本の無料キャンペーン設定方法

 こんにちは、みょうじんです。今回の記事は、Kindleで出版した本を無料にできるキャンペーンの設定方法を解説します。

 Kindleでは、700万冊以上の作品が配信されていて、皆様が本の出版をしても、何もしなければまったく売れないこともあります。そこで、Kindleの無料キャンペーンを活用して販売数アップを目指します。

 Kindleの無料キャンペーンは、自分で簡単に設定できますので使わない手はありません。是非活用していきましょう。

 今回の記事では、本の無料キャンペーンを何回も活用している当社が詳しく解説していきますので、参考にしてください。

Kindle本の無料キャンペーンとは

 Kindleで出版する本は、KDPセレクトに登録すれば無料キャンペーンを実施することができます。KDPセレクトの90日間の登録期間ごとに、最長5日間本を無料にでき、5日間連続でも1日ずつ別々でも土日のみでも、自分の自由に実施日は設定できます。

KDPセレクトとは

 KDPセレクトとは、Kindleで出版する本をAmazonと独占販売契約することによって、いくつかの恩恵が受けられるシステムです。90日ごとの独占販売契約になり、本1冊ごとにKDPセレクトに登録するのかどうか、自由に決められます。

KDPセレクト登録する登録しない
印税70%35%
Amazon独占販売90日間なし
読まれたページ数収益あるなし
販売価格設定250円~1250円99円~20000円
本の無料キャンペーンできるできない

KDPセレクトの登録方法

 KDPセレクトの登録方法は、出版前と出版後の2通りあります。

出版前

 KDPの登録では、アカウント情報の登録、本の詳細の登録、本のコンテンツの登録が終わると価格設定の登録になり、KDPセレクトの登録ができるようになります。「KDPセレクトに登録する」にチェックを入れます。

出版後

 KDPにサインインした後に「マーケティング」をクリック

 KDPセレクトの「電子書籍の登録」をクリックして、登録する本を指定します。

Kindle Unlimitedとは

 Kindle Unlimitedは、Amazonが指定した200万冊以上の本が読み放題になる月980円で利用できるサブスクです。

 KDPセレクトに登録すると、自動的にKindle Unlimitedに登録され、読者に無料で提供しても本が読まれれば1ページごとに約0.5円の収益が得られます。

Kindle Unlimitedと無料キャンペーン

 Kindle Unlimitedに登録すれば読者は無料で読めるので、無料キャンペーンを実施する意味がないと思われる人もいるかも知れませんが、それは間違いです。

 あくまでも、無料で読める読者はKindle Unlimitedの会員になり月980円支払っている人だけで、会員になっていない人は有料で購入することになります。無料キャンペーンを実施することにより、すべての読者が無料の対象になり販売数の大幅アップも見込めます。

無料キャンペーンのメリット

 無料キャンペーンを実施するメリットには、告知しやすくなりSNSでも拡散されやすく本の認知度が上がり、有料販売での売り上げやフォロワー数の増加につながります。

 また、読者が増えればレビューを書いてくれる人も増え、有料販売でも買いやすくなり、売り上げアップにつながります。

無料キャンペーンの設定で注意すること

 無料キャンペーンの設定は、簡単に数分で設定可能ですが注意しなければいけないことがあります。

Kindle Countdown Dealsは使用しない

 Kindle Countdown Dealsは、期間限定の割り引きが実施できるキャンペーンです。無料キャンペーンと選べるのですが、Kindle Countdown Dealsは2022年9月現在、アメリカとイギリスのAmazonのみでしか実施できませんので、国内向け販売の本には必要ありません。

 必ず無料キャンペーンを選択しましょう。

時間の設定は要注意

 無料キャンペーンの時間設定は要注意です。Amazonはアメリカの会社ですので、日本標準時ではなく太平洋標準時での設定になります。太平洋標準時とは、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンなどのアメリカ西海岸での標準時刻です。

 日本標準時と太平洋標準時の差は+17時間です。日本標準時が夕方の17時なら太平洋標準時は午前0時です。また、アメリカにはサマータイムがあります。期間は、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までで、日本標準時と太平洋標準時の差は+16時間になります。

 時間の設定は、ややこしくて要注意です。午前0時に設定しても日本の0時ではないということです。昼間にメルマガやLINEを打つ人はあまりいないので、リストに流すのはキャンペーン開始の夜が良いでしょう。

 日本標準時と太平洋標準時の差を簡単に計算してくれるサイトを紹介します。

 太平洋標準時計算サイト

無料キャンペーンの日程

 無料キャンペーンは5日間実施することができ、1月3日から1月7日を設定すると、3、4、5、6、7日と実施されます。

 5日間は連続でなくても自由に設定できます。例えば、読者が増加する可能性が高い土日祭日のみにしたり、1日ずつ別日にしたりできますので、事前に日程は決めておきましょう。

無料キャンペーンの設定方法

 KDP管理画面から「サインイン」をクリック

 本棚から、キャンペーンを実施する本を選び、アクションの部分から「キャンペーンと広告」をクリックします。

 価格キャンペーンを実施から本の無料キャンペーンをチェックして「本の無料キャンペーンの実施」をクリック

 開始日と終了日を入力して「保存」をクリックすれば設定終了です。

無料キャンペーンの設定は時間に注意しよう

 今回の記事は以上です。

 無料キャンペーンを活用すれば、本の認知度アップや有料での販売数アップにつなげられます。無料キャンペーンの設定方法は簡単ですが、時間の設定に関しては日本標準時ではなく太平洋標準時で設定しなければいけないので注意が必要です。

 それでは次回の記事でお会いしましょう。

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